2025年9月より、ドローンサービスを手がけるROBOZのエンターテインメント事業部「ROBOZエンターテイメント」が、屋外型ドローンショーの事業を本格展開する運びとなりました。
新たな試みとして、業界のリーディングカンパニーである「ドローンショー・ジャパン」との業務提携を結び、同社の開発による国産ドローン「DSJ MODEL-X」を導入します。2025年度内には、全国で20公演以上の実施を目標としています。
急拡大するドローンショー市場、今後の成長に期待

LEDを搭載したドローンによる空中演出は、世界的に注目されている次世代のエンタメ手法として浸透しつつあります。国内においても、2023年以降市場が活性化し、2024年の推定市場規模は約30億円。今後5年で100億円規模に拡大すると予測されています。
観光促進イベントや企業プロモーション、地域の賑わい創出など、さまざまな分野で活用が進むコンテンツとして注目を集めています。
ROBOZの強みと新たな挑戦
ROBOZはこれまで、地方自治体との協力体制を築きながら、ドローンの空撮、産業用機体の提供、イベント演出、教育プログラムなどを手がけてきました。
2025年4月には「ROBOZエンターテイメント」を立ち上げ、屋内ドローンショーを皮切りにエンタメ分野への進出を加速。今回の屋外公演への参入は、さらなる表現の幅を広げる挑戦でもあります。
ドローンショー・ジャパンとの連携、そして純国産機の導入

パートナー企業となるドローンショー・ジャパンは、2020年から累計300公演を超える実績を誇り、日本国内におけるドローンショー分野のパイオニアです。日本の法制度や気候に対応した純国産ドローンの開発にも注力しており、今回導入される「DSJ MODEL-X」はその代表機種です。
「DSJ MODEL-X」の特徴と今後の展望
「DSJ MODEL-X」は、20分間の連続飛行が可能なうえ、悪天候下でも運用可能な耐久性を備えたモデル。演出面では、高輝度LEDによる鮮明な表現力と緻密な動きによって、迫力ある空のショーを実現します。
今後は、9月に東海地域からスタートし、関東・関西へと展開。2026年以降は年間100公演以上を目標に、常設会場の整備や海外進出も視野に入れた体制強化を図っていく方針です。