ドローンショーと花火は、いずれも大規模イベントを華やかに演出する手法として注目を集めています。
しかし、その実施にかかる費用は企画の規模や内容によって大きく変動します。
ドローンの場合は使用する機体の数、花火の場合は発数や大会規模が金額に直結するため、事前の予算計画が不可欠です。
本記事では、それぞれの費用目安と予算設計の考え方、さらに成功に導くためのポイントをわかりやすく解説します。
ドローンショーと花火イベントの費用相場
ドローンショーと花火の導入費用は、企画の規模や演出内容によって大きく異なります。
以下に、それぞれの一般的な価格帯を整理しました。
ドローン演出の屋外開催にかかる費用目安
ドローンを使った演出は、使用する機体数に応じて料金が変わります。
機体数 | 費用相場 |
100機 | 約300万円~ |
300機 | 約600万円~900万円 |
1,000機 | 約2,000万円~3,000万円 |
花火大会を実施する際の費用相場
花火の打ち上げは、発数やイベント規模によって幅広い費用が発生します。
花火大会の規模 | 費用相場 |
個人向け(30~200発程度) | 約10万円~50万円 |
小規模イベント・商店街や企業協賛 | 約100万円~数百万円 |
地域の夏祭り・中規模大会 | 約3,000万円~4,000万円 |
大規模大会・地域の代表的な花火大会 | 数億円~十数億円 |
イベント予算と費用対効果の考え方
ドローンショーと花火を組み合わせたイベントを成功させるには、適切な予算計画と費用対効果の検討が欠かせません。
ここでは、そのポイントを整理してご紹介します。
予算計画の立て方のポイント
予算を立てる際は、次の流れを参考にするとスムーズに実施できます。
- ドローンショーと花火の基本的な費用感を把握する
- 演出に伴う追加費用(アニメーション制作費・運営管理費など)を考慮する
- 観客数やイベントの目的に応じてドローン台数や花火の規模を決定する
- 複数業者から見積もりを取り、内容を比較・検討する
予算は単に合計額を計算するだけではなく、安全管理や演出効果を高めるための追加費用も含めて検討することが大切です。
弊社ではアニメーション制作費や進行管理費を基本料金に含めていますが、空撮映像や音響機材の設置、連日開催といったケースでは別途料金が発生する場合があります。
自治体イベントにおけるドローン×花火企画の成功ポイント
企画を成功させるためのポイントは、次の4つに整理できます。
ドローンショーと花火を組み合わせる狙い
ドローンショーと花火を組み合わせたイベントは注目度が高いですが、「なぜ実施するのか」を明確にすることで、より魅力的で意義のある企画に仕上げられます。
- 地域住民に楽しんでもらう
- 県外から観光客を呼び込む
- 海外からの来訪者に向けた魅力発信をする
といった目的に合わせて、演出やアニメーションの方向性を決めていくことが大切です。
観客層をどう設定するか
誰にイベントを楽しんでもらいたいかを決めることで、選ぶ楽曲や映像演出が変わってきます。
年齢層、家族連れ、カップルなどを想定すると企画の具体性が増します。
- バレンタイン向け(カップル):赤やピンクを基調とした演出とラブソングでロマンチックに演出
- 夏祭り(学生・若年層):流行曲を使い、カラフルなドローンと大花火でSNS映えを狙う
- 花火大会(家族連れ):花火の前にドローンショーを配置し、カウントダウン演出で盛り上げる
企画段階で検討すべき予算規模
ドローンと花火の費用に加えて、撮影、配信、音響などの追加費用が発生するケースがあります。
そのため、全体を見据えた予算設計が必要です。おおよその費用感については次の章で詳しく解説します。
実施に必要な許可手続きと安全管理の注意点
ドローン飛行や花火の打ち上げは法律で規制されている場合があり、事前に必要な許可を取得することが必須です。
また、観客やスタッフの安全を守るための体制づくりも欠かせません。
さらに、万一の中止や事故に備えて保険へ加入しておくことも推奨されます。
特にドローン墜落や第三者への被害は保険でカバー可能ですが、イベント中止による損失は主催者が負担する必要があります。
ドローン演出と花火を掛け合わせることで生まれる相乗効果
花火の魅力は、古くから親しまれてきた伝統的なエンターテインメントであり、その迫力ある音とまばゆい光が観客の記憶に強い印象を残す点にあります。
一方でドローンショーは、無数のドローンを自在に操り、夜空に物語性のある映像やメッセージを描ける点が大きな特徴です。
では、この二つが組み合わさった場合、どのような効果を生むのでしょうか。
それは、花火の持つ音と光の迫力に、ドローンの精巧な演出が加わることで、単独のショーでは体験できない圧倒的で華やかな空間演出が実現するのです。
実際に、2024年夏に大阪で行われた「泉州夢花火」では、花火とドローンが共演したプログラムが披露され、「初めて見たけど、ドローンの方が心に残った」「想像以上の迫力だった」「毎年見に来たい」といった感想が写真や動画とともにSNSで多数投稿されました。
また、同年の「安倍川花火大会」(静岡県)では、ディズニーキャラクターを描くドローン演出が登場し、「夜空でミッキーたちが行進していた」「子どもがとても喜んでいた」「忘れられない夏の思い出になった」といった口コミが寄せられました。
このように、花火とドローンショーの融合は、視覚的なインパクトだけでなく、来場者の満足度や集客力を高め、地域経済にも大きな効果をもたらす新しいエンターテインメントの形として注目されています。
まとめ
ドローンショーと花火イベントの費用は数十万円から数億円規模まで幅広く、選ぶ内容次第で大きく変動します。
効果的な企画を実現するためには、基本的な費用感を把握したうえで、追加費用や安全管理、演出目的を含めた総合的な予算設計が重要です。
さらに、ターゲット層を明確にし、観客に響く演出を組み合わせることで、来場者の満足度と地域の集客効果を高められます。
花火の迫力とドローンの精巧な演出を融合させることで、これまでにない体験を創出でき、イベントの価値を大きく引き上げられるでしょう。