都市の日常風景は、テクノロジーとアートが交差することで、まったく新しい意味を帯びます。2026年2月、渋谷で開催される都市型フェスティバル「DIG SHIBUYA 2026」は、その変化を体感できる貴重な機会です。
数あるプログラムの中でも、とりわけ注目を集めているのが、バレンタインデーの夜に実施されるドローンショー「DIG SHIBUYA 2026 / Digital Garage DRONE SHOW “Earthshot”」です。
代々木公園の上空を舞台に、光と音、そして都市の文脈を重ね合わせるこの演出は、単なる空のエンターテインメントにとどまりません。渋谷という街そのものが未来への問いを発信する、象徴的なプログラムとして位置づけられています。
DIG SHIBUYA 2026とは ― 都市全体を舞台にした体験型フェス

DIG SHIBUYA 2026は、渋谷区とSHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会が共催する、最新カルチャーを体験できる都市型フェスティバルです。
開催期間は2026年2月14日(土)日没後で、渋谷公園通り周辺を中心に、公共空間や商業施設、街路などを舞台に30以上のプログラムが展開されます。
本イベントの特徴は、鑑賞者が受動的に見るだけではなく、街を歩きながら自然に参加できる点にあります。アートやテクノロジー、音楽、身体性といった要素が渋谷の日常風景に溶け込み、来街者一人ひとりが体験の当事者となります。
行政、企業、スタートアップ、アーティストが横断的に関わることで、渋谷が持つ多様性や実験性をそのまま表現している点も大きな魅力です。
DIG SHIBUYAは、未来の都市体験を先取りするプラットフォームとして、国内外から注目を集めています。
夜空に描かれる「Earthshot」― ドローンショーの見どころ

DIG SHIBUYA 2026の中核を担うプログラムのひとつが、2月14日の日没後に開催されるドローンショー「Earthshot」です。会場は代々木公園上空で、約15〜20分間にわたり、夜空を巨大なキャンバスに見立てた光の演出が繰り広げられます。
本企画は、昨年好評を博したドローンショーの進化版にあたります。2025年の開催時には、2,200機という当時国内最大規模のドローンが投入され、渋谷の夜空に圧倒的な光景を描き出しました。
2026年は、さらに表現の幅を広げ、音楽や空間演出との融合によって、より没入感の高い体験が予定されています。
テーマである「Earthshot」は、“Moonshot”のような遠い未来への挑戦ではなく、今この地球や都市に目を向ける姿勢を象徴しています。光と音、動きの連なりを通じて、環境や社会、テクノロジーの関係性を夜空に浮かび上がらせ、観る人それぞれに解釈を委ねる構成です。
情報があふれる渋谷という都市で、あえて空を見上げる体験そのものが、強い非日常性を生み出します。
イベント概要
| イベント名 | DIG SHIBUYA 2026 / Digital Garage DRONE SHOW “Earthshot” |
| 会場 | 代々木公園 上空 (〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町2−1) |
| アクセス | JR山手線「原宿駅」徒歩約3分 東京メトロ千代田線「明治神宮前〈原宿〉駅」徒歩約3分 |
| 開催日程 | 2026年2月14日(土) |
| 公演時間 | 日没後 約15〜20分間(1回公演) ※開始時刻は当日の状況により変動 |
| 利用料金 | 無料 |
| 主催 | SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会 株式会社デジタルガレージ |
| 技術協力 | 株式会社レッドクリフ |
| 使用台数 | 非公開(※2025年実績:2,200機) |
| 公式HP | https://digshibuya.com/ |
| SNS | Instagram:https://www.instagram.com/digshibuya |
レッドクリフのプロデュース力 ― 大規模ドローンショーの中核

本ドローンショーのプロデュースを手がけるのは、株式会社レッドクリフです。同社は国内ドローンショー市場において高いシェアを誇り、特に1,000機を超える大規模編隊飛行に強みを持つ企業として知られています。
精緻なアニメーション表現と、徹底した安全管理体制を両立させてきた実績は、多くの大型イベントで評価されてきました。
レッドクリフは、デジタルガレージのアクセラレータープログラム出身企業であり、渋谷区のスタートアップ認定制度にも名を連ねています。そのため、都市とテクノロジーを結びつけるDIG SHIBUYAの思想との親和性は高いと言えるでしょう。
単にドローンを飛行させるのではなく、「なぜこの場所で、この表現を行うのか」という文脈設計まで含めてプロデュースする点が、同社の大きな特徴です。夜空に描かれる一瞬の光景にも、都市や社会との関係性を持たせる姿勢が、「Earthshot」というテーマに反映されています。
空を見上げるという体験 ― ドローンショーが残す余韻
DIG SHIBUYA 2026のドローンショーは、話題性の高いイベントであると同時に、都市の未来を考えるきっかけを与えてくれます。テクノロジーとアートが交差する渋谷で、夜空を通じて問いを共有する体験は、短時間でありながら強く記憶に残るものとなるでしょう。
バレンタインの夜、代々木公園で空を見上げるという行為は、日常から少し距離を取り、自分自身や街の未来を見つめ直す時間にもなります。「Earthshot」は、渋谷の今とこれからを象徴する、静かで力強いメッセージとして、多くの人の心に残りそうです。

