広島県廿日市市の保育園で、屋外ではなく「屋内」で開催された異色のドローンショーが話題を呼んでいます。
光と音楽が一体となったこのショーに、約90人の園児たちは目を輝かせて楽しみました。
近年急速に進化するドローン技術が、教育やエンタメの現場でも新たな可能性を示しています。
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屋内で実現した10機のドローンが描く光の舞
ショーが行われたのは保育園の一室。暗くした空間の中を10機の小型ドローンが、音楽に合わせて滑らかに飛行し、色とりどりのLEDライトで幻想的な演出を披露しました。
参加した園児たちは、ポピュラーな音楽が流れると自然と体を動かし、ドローンの動きとシンクロするように踊る姿も見られました。
なぜ屋内で?インドアドローンショーの狙い
このショーを主催したのは、空撮やドローン技術の開発を手がける「合同会社SKY TRYING」。同社の池田喬志CEOは、次のように語ります。
「子どもたちにもっと身近な形でドローンに触れてもらい、将来の職業選択の一つとして意識してもらえたらと考えました。」
引用元:合同会社SKY TRYING
屋外の大規模イベントと比較して、今回のようなインドアショーは準備期間も短く、コストはなんと100分の1以下。
天候にも左右されないという大きな利点があります。
設定されたプログラムに基づいてドローンが自動で飛行し、安全かつ効率的な演出が可能です。
子どもたちの感想は?生き生きとしたリアクション
観覧した園児たちは、ショーの後も興奮冷めやらぬ様子で「ドローンが上下に飛んでいておもしろかった!」「歌も流れて楽しかった!」と声を弾ませていました。
池田氏は「今日見た体験をきっかけに、ドローンを使って働きたいという夢を描いてくれたら本当にうれしい」と語り、教育的な側面にも手応えを感じているようです。