福岡でドローンショーが見たい！開催事例や会場を動画付きで解説！

ドローンショーは、LEDライトを搭載した複数のドローンを駆使して、夜空に華麗で幻想的なパフォーマンスを繰り広げる、今最も注目度の高い次世代型のエンターテイメントです。

オリンピックなどのスポーツイベントや、全国各地で行われる花火大会など様々なイベントを盛り上げる演出として、ドローンショーが見られる機会も増えてきています。

地方においてはまだ開催事例が少ないのが現状ですが、ドローン技術の進歩や注目度の高まりとともに、ドローンショー開催の機会も徐々に増えてきました。

この記事では、福岡県及びその近県で実施されたドローンショーについて、5つの具体的な開催事例を動画付きで詳しく紹介します。

世界水泳選手権2023福岡大会

世界水泳選手権2023福岡大会の概要は以下の通りです。

イベント名	世界水泳選手権2023福岡大会
大会開催期間	2023年7月14日（金）〜7月30日（日）
ドローンショー開催日時	2023年7月15日（土）16日（日） 17日（月・祝）21日（金）21:10
開催場所	Fukuoka Ichiba（フクオカイチバ） マリンメッセ福岡B館横特設会場
主催	世界水泳連盟（World Aquatics）
ドローンショーの演出担当	株式会社ドローンショー・ジャパン

世界水泳選手権2023福岡大会は、7月14日から17日間にわたって開催され、世界中の約200カ国・地域から世界トップクラスの水泳競技選手約2,400人が参加しました。

ドローンショーでは、福岡の夜空に「FUKUOKA2023」「ULTRA SOUL」などの文字、イルカの絵柄や世界水泳のエンブレムなどが描き出されると、会場は大きな歓声に包まれます。

大会期間中にドローンショーは計4回実施されましたが、最終日の22日（土）は悪天候が予想されたため、21日（金）に変更となりました。

福岡県内では初開催のドローンショーということもあって大きな話題を呼び、世界水泳大会の開催期間を大いに盛り上げました。

第35回やつしろ全国花火競技大会

第35回やつしろ全国花火競技大会の概要は以下の通りです。

イベント名	第35回やつしろ全国花火競技大会
開催日時	2022年10月15日（土）18:00
開催場所	熊本県八代市 球磨川河川緑地（新萩原橋上流）
来場者数	約30万人
ドローンの機体数	約700機
ドローンショーの演出担当	株式会社レッドクリフ

八代城築城400年記念として開催された第35回やつしろ全国花火競技大会では、全国の有名花火師30業者が卓越した技を競い、約1万4,000発の花火が盛大に打ち上げられました。

同時に実施されたドローンショーでは、国内では最大規模の約700機にも及ぶドローンを駆使した「ポケモンGOスペシャルドローンショー」が開催され、ドローンと花火の共演で多くの観客を魅了しました。

ポケモンGOスペシャルドローンショーは、ポケモンGOの配信開始から6周年を記念して全国4カ所で行われたものです。

ピカチュウ、リザードン、アローラナッシー、カビゴンなどの人気ポケモンがBGMにあわせて次々と登場しては会場を盛り上げ、同時にYouTubeでも世界に配信されたことから、国内外で大きな話題となりました。

第36回関門海峡花火大会

第36回関門海峡花火大会の概要は以下の通りです。

イベント名	第36回関門海峡花火大会
開催日時	2023年8月13日（日）19:50
開催場所	山口県下関市・福岡県北九州市門司区
主催	関門海峡花火大会実行委員会
花火の打ち上げ数	約15,000発
来場者数	約70万人
ドローンショーの演出担当	株式会社レッドクリフ
ドローンの機体数	約500機

第36回関門海峡花火大会には、山口県下関市と福岡県北九州市門司両岸あわせて約70万人が来場し、花火の前にドローンショーが実施されました。

ドローンショー制作は、株式会社レッドクリフと下関ドローンスクールが共同で開催したものです。

港町にちなんだモチーフであるイルカやクラゲ、真珠貝、船などの海に関連したアニメーションが美しく幻想的に描かれ、また「下関」の文字と錨（いかり）のドローンアートが夜空に表現されると大きな歓声が上がりました。

今回のドローンショーは、イベントとしての事前告知は無しで行われたため、多くの観客を驚かせ、サプライズ開催は大成功となりました。

「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIA

オートポリス「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIAの概要は以下の通りです。

イベント名	オートポリス「天空 de HANABI」 CROSS DRONE FANTASIA
開催日時	2023年5月3日（水・祝）19:30
開催場所	大分県日田市上津江町 オートポリスインターナショナルレーシングコース
主催	株式会社オートポリス
花火の打ち上げ数	約10,000発
ドローンショーの演出担当	株式会社ドローンショー・ジャパン
ドローンの機体数	約200機

オートポリス「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIAは、サーキットを花火大会の会場として使用した画期的なイベントで、サーキットの構造を活かした演出により、間近で大迫力の花火やドローンショーを鑑賞できるのが特徴です。

大分県では初の開催となったドローンショーでは、オートポリスにちなんだレースフラッグやフォーミュラーカー、大分にちなんだ温泉のマークなどが夜空に描かれ、多くの観客を魅了しました。

4輪ドリフトショーや2輪エクストリームショーなど、サーキットならではとも言える自動車やバイクのイベントもあわせて開催され、一日を通して幅広い世代の人々が家族で楽しめる盛り沢山なイベントとなりました。

BITPOINT エアドロップキャンペーン

BITPOINT エアドロップキャンペーンの概要は以下の通りです。

イベント名	BITPOINT エアドロップキャンペーン
開催日時	2022年3月11日（金）
開催場所	佐賀県鳥栖市 駅前不動産スタジアム （サガン鳥栖ホームグラウンド）
主催	株式会社ビットポイントジャパン
ドローンショーの演出担当	株式会社レッドクリフ
ドローンの機体数	330機

「エアドロップ」を直訳すると「空から降ってくる」という意味ですが、暗号資産の世界では「企業がマーケティングの一環として暗号資産やトークンを無償でユーザーに配布するイベント」を指します。

今回、日本初の取り組みとして行われたエアドロップキャンペーンでは、キャンペーン応募に必要なQRコードが330機のドローンによって夜空に描かれました。

空中に表示された直径50ｍにも及ぶ巨大なQRコードから、総額300万円相当の暗号資産のプレゼントに応募することで、まるで「暗号資産が空から降ってくる」ようなイメージを与えるイベントでした。

ドローンショーでは、ビットポイントの企業ロゴや暗号資産Jasmy（ジャスミー）のロゴなどもあわせて表示されました。

また、X（Twitter）を活用したLive配信では、延べ85,000人以上が視聴し大きな話題を呼びました。

福岡でドローンショーが開催できる会場は？

この記事で紹介したドローンショーの開催場所は次の通りです。

ドローンショー開催にあたっては、航空法や電波法などの法令を順守することはもちろん、必要に応じて国土交通省などへ許可申請を行った上で実施しなければなりません。

特に都市部や観光スポットで開催を希望する場合は、人口集中地域に該当するかどうか、建物や人との距離が確保できるか等を確認し、慎重に開催場所を決める必要があります。

ドローンショー開催に不慣れな場合は、ドローンショーのプロである専門の会社に相談するのがおすすめです。

まとめ

福岡及びその近県で開催されたドローンショーの事例を5つ紹介しました。

ドローンショーは、バッテリーの耐久時間の都合上、現在のところは最長でも15分程度が限界なため、大会などのオープニングイベントとしてメインのイベントを盛り上げるために開催されるのが主流です。

ただ、今回紹介した事例の中で「エアドロップキャンペーン」は、プレゼントキャンペーン応募に必要なQRコードをドローンで表現するという新たな試みも見られ、ドローンショー活用の可能性を感じさせるものとなっています。

日々、目覚ましい進歩を遂げているドローンショーから、これからも目が離せない状況は続いていきそうです。