今年の夏も各地で花火大会が開催されていますが、ドローンショーの華麗な演出が話題です。
ドローンショーが上空につくりだす演出は、従来の花火にはつくりだせない繊細さや美しさがあります。
従来の花火とは違って多少の雨天や屋内でも開催できますし、環境負荷も減らせるのであれば興味のある方も多いのではないでしょうか。
ただ決して安い金額ではないので、前もって金額の相場や注意点についても確認しておくことをオススメします。
この記事では実際に開催されたドローンショーの事例と、費用や注意点についても詳しく解説していきます。
- ドローンショーにかかる費用
- 日本国内で開催されたドローンショーの事例と口コミ
- ドローンショーを開催する際の注意点
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日本でのドローンショー開催事例
2023年に入り、日本でもたくさんのドローンショーが開催されています。
ドローンショーは、最新のテクノロジーを駆使して美しい演出で国内外にアピールする絶好の機会です。
ここでは、実際に日本で開催されたドローンショーの開催事例についてご紹介します。
東京オリンピック 開会式
東京オリンピック2020の開会式では、インテル社が行った自動プログラミングによるドローンショーが披露されました。
インテル社が開発した「Shooting Star」という機種が使用されたようです。
この機種は、過去には平昌オリンピックやアメリカのスーパーボウルなどでも使用されています。
発表された情報によると、1,824機のドローンを使用し推定1億2,000万円の費用がかかったと言われています。
このドローンショーの詳細は、下記の通りです。
イベント名 | 東京オリンピック2020 開会式 |
開催日程 | 2021年7月23日 |
開催場所 | 国立競技場 |
運営会社 | インテル |
機体数 | 1,824機 |
東京オリンピック2020の開会式で披露されたドローンショーは、最新のテクノロジーを駆使して世界中にアピールする絶好の機会となりました。
東京オリンピック2020 開会式についての口コミ
当時はドローンショーの開催は珍しく、東京オリンピック2020でドローンショーをはじめてみたという声も多く見受けられました。
最新のテクノロジーを駆使したドローンの技術と、美しい演出に感銘を受けたという方も多いのではないでしょうか。
今回使用された機種では、LEDライトで40億色以上の色を表現できるようです。
ドローンショー特有の複雑で繊細なアニメーションを夜空に描き出すことで、幻想的で心に残るショーとなりました。
東京ディズニーリゾート40周年スペシャルドローンショー
東京ディズニーリゾート40周年スペシャルドローンショーは、約700機のドローンを使用して全国各地の花火大会で開催されました。
このドローンショーの詳細は、下記の通りです。
イベント名 | 東京ディズニーリゾート 40周年スペシャルドローンショー |
開催日程 | 2023年 7月22日 2023年 7月30日 2023年 8月 5日 2023年 8月19日 |
開催場所 | 安倍川花火大会 (静岡県静岡市) おたる潮まつり (北海道小樽市) 石巻川開き祭り (宮城県石巻市) かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会 (鹿児島県鹿児島市) |
機体数 | 700機 |
ディズニーソングに合わせてディズニーのキャラクターが夜空に描かれる演出は、小さなお子さんにとっても心に残るものとなったようです。
東京ディズニーリゾート40周年スペシャルドローンショーについての口コミ
ダイナミックでより精密な演出に心奪われた方も多く、ポジティブな口コミが大半を占めていました。
花火よりもドローンが綺麗だったという声も多く見受けられます。
一瞬で消えてしまう花火と違って、ドローンショーはライトの点灯時間が長いのが特徴です。
スマホでも綺麗に撮影できるため、SNSにも綺麗な写真が多数アップされています。
ドローンショーをみて感動し、また東京ディズニーリゾートに遊びに行きたいと思った方も多かったようです。
40周年という節目のプロモーションとしては、大成功と言えるのではないでしょうか。
オートポリス「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIA
「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIAは、大分県日田市の奥地にあるサーキットで行われる花火大会です。
会場周辺はさえぎる建物などもないため、ドローンショーを開催するには最適の立地と言えます。
このドローンショーについての詳細は、下記の通りです。
イベント名 | オートポリス 「天空 de HANABI」 CROSS DRONE FANTASIA |
開催日程 | 2023年5月3日 |
開催場所 | オートポリス インターナショナル レーシングコース (大分県日田市) |
運営会社 | 株式会社ドローンショー・ジャパン |
機体数 | 200機 |
大分県で初開催のドローンショーということで、実際にみたのははじめてという方も多かったようです。
オートポリス「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIAについての口コミ
オートポリス「天空 de HANABI」CROSS DRONE FANTASIAでは、迫力満点で見ごたえがあったという声が多く見受けられます。
色や形を少しずつ変化させながら夜空に浮かび上がるアニメーションは、幻想的で美しいものでした。
ドローンでオートポリスのロゴやレースに使用される車体の演出など、そのイベントならではの演出ができるのがドローンショーの強味と言えるでしょう。
ドローンショーを日本で開催する際の費用は?
日本でドローンショーを開催するにあたって、やはり気になるのは費用ではないでしょうか。
ここでは実際に日本でドローンショーを開催する場合に、どのくらい費用がかかるのか解説していきます。
一般的にドローンショーにかかる費用は、「ドローン100台規模で500万円」が相場のようです。
ただしこの金額はショーを開催する場所や、使用するドローンの台数などによっても大きく変わります。
屋内の場合はドローンを飛ばせる距離も狭くなるため、屋外に比べて相場も安くなるでしょう。
ドローンショーを行うにはさまざまな工程があり、必要になる費用も多岐にわたります。
各社に見積もりを依頼し、希望するショーの内容を演出するにはどのぐらいの相場になるのか事前に把握しておくことが大切です。
国内でドローンショーを開催する際の注意点
では実際に日本でドローンショーを開催する場合に、どんな点に注意する必要があるのでしょうか。
まずドローンショーを開催するためには、地方自治体や国土交通省へ「飛行申請」などの書類を提出する必要があります。
- 航空法
- 小型無人機等飛行禁止法
- 民法
- 電波法
- 道路交通法
- 都道府県、市町村条例
申請をせずに無許可でドローンを飛行させると、罰金や懲役刑又はその両方を課せられる可能性があります。
どんな申請が必要で、どのタイミングで済ませておく必要があるのかもあわせて事前に確認しておきましょう。
またドローンショー開催地付近の建物や樹木など、ドローンを飛行させるのに十分な空間が確保できるかどうかもカギになります。
ドローンショー運営会社にて代行してもらえる場合もあるので、見積もりを依頼する際に確認しておくのがオススメです。
ドローンショーの日本での開催事例は?費用や注意点も解説 まとめ
日本では、イベントや花火大会などのドローンショー開催が少しずつ増えています。
ドローンショー開催でかかる費用は規模や地域によっても違いますが、「ドローン100台規模で500万円」が相場のようです。
今回紹介した過去事例や口コミを参考に、どんなドローンショーを開催できるのかイメージしておくことも重要なポイントです。
またドローンショーを開催するためには、地方自治体や国土交通省への許認可申請なども事前に必要になります。
ロケハンやアニメーション制作などさまざまな工程を経て、ショーが開催できるまでに長い準備期間が必要です。
注目が高まっている今、ドローンショーを開催することで国内外にアピールできるでしょう。
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